会社の履歴書長く働けるかを、公的データで。

スコアの計算方法

スコア v1。このページの指標・重み・閾値は、実際の計算に使っている設定から自動で生成しています。

スコアは、企業が公的に開示した数値を、他の企業と比べた位置に置き換えて 6 つの軸にまとめたものです。

1. 6 つの軸と、使う指標

どの軸を重く見るかは読む人によって違います。子どもがいるかどうか、共働きかどうかで、 同じ会社の見え方は変わります。当サイトは優先順位を決めず、既定ではすべての軸を均等に扱います。 企業ページで重みを変えれば、総合点はその場で計算し直します。

残業・休暇 ― 働く時間と休みの実態はどうか(総合への重み 16.7%)

指標内容点数の向き軸内の割合
月平均残業時間1 か月あたりの平均残業時間(法定時間外)低いほど高得点50%
有給休暇取得率付与された年次有給休暇のうち、実際に取得された割合高いほど高得点35%
テレワーク制度在宅勤務・テレワークの制度を、会社が社内制度として挙げているか認定がある場合のみ 100 点として加える(無いことで点は下がらない)15%

定着 ― 人は定着しているか(総合への重み 16.7%)

指標内容点数の向き軸内の割合
勤続年数(在籍可能年数に対する比率)
開示値から当サイトが算出
平均勤続年数 ÷(平均年齢 − 22)。社歴の浅い会社や若い会社が、勤続年数の短さだけで不利にならないようにする補正高いほど高得点40%
平均勤続年数従業員の平均勤続年数(有価証券報告書「従業員の状況」、提出会社)
「勤続年数(在籍可能年数に対する比率)」が計算できない場合にだけ使います。
高いほど高得点代替
離職率1 年間に離職した従業員の割合低いほど高得点35%
中途採用者の定着率中途採用者のうち、一定期間後も在籍している割合高いほど高得点25%

育児と両立 ― 育児と仕事を両立できるか(総合への重み 16.7%)

指標内容点数の向き軸内の割合
男性育休取得率配偶者が出産した男性従業員のうち、育児休業を取得した割合。年度のずれにより 100% を超えることがある高いほど高得点45%
育休後復職率育児休業を取得した従業員のうち、復職した割合高いほど高得点25%
くるみん・えるぼし認定
開示値から当サイトが算出
くるみん・プラチナくるみん・えるぼし・プラチナえるぼしの認定(有効期間内のもの)認定がある場合のみ 100 点として加える(無いことで点は下がらない)15%
女性管理職比率管理職に占める女性の割合高いほど高得点15%

収入 ― 収入は世帯を支えられるか、男女で差はないか(総合への重み 16.7%)

指標内容点数の向き軸内の割合
平均年間給与従業員の平均年間給与(有価証券報告書「従業員の状況」、提出会社。賞与・基準外賃金を含む)高いほど高得点70%
男女間賃金差異(女性/男性)男性の平均賃金を 100 としたときの女性の平均賃金。非正規では女性が上回ることがあり、上限を設けない100% に近いほど高得点30%

会社の安定 ― 財務の体力はあるか、雇用は減っていないか(総合への重み 16.7%)

指標内容点数の向き軸内の割合
自己資本比率自己資本比率(自己資本 ÷ 総資産)高いほど高得点35%
連続黒字年数
開示値から当サイトが算出
直近 5 期のうち、最新から連続で当期純利益が黒字だった年数(0〜5)。年が飛んでいる会社は、飛ぶ手前までの年数高いほど高得点30%
営業CFマージン
開示値から当サイトが算出
営業キャッシュ・フロー ÷ 売上高高いほど高得点20%
従業員数の減少幅
開示値から当サイトが算出
従業員数の前年度からの減少幅(増えた年は 0)低いほど高得点15%

会社の成長 ― 事業は伸びているか、稼ぐ力はあるか(総合への重み 16.7%)

指標内容点数の向き軸内の割合
売上高 3 年成長率(年率)
開示値から当サイトが算出
直近の売上高と 3 期前の売上高から求めた年率の成長率。±100% を超える値は ±100% として扱う高いほど高得点40%
一人当たり営業利益
開示値から当サイトが算出
一人当たり営業利益(分子と分母の範囲をそろえて算出)高いほど高得点35%
従業員数の前年比
開示値から当サイトが算出
従業員数の前年度からの増減率高いほど高得点25%

次の指標は企業ページに表示しますが、スコアには使いません:フレックスタイム制度、短時間勤務制度、時間単位の有給休暇、病気・不妊治療休暇、副業・兼業、フルリモート、平均年齢、女性育休取得率、従業員数、営業利益率、一人当たり売上高。

2. 数値を点数にする方法

  1. 最新の開示値を選ぶ。同じ指標が複数のデータ源にある場合は、対象年度が新しいものを使います。同じ年度なら 女性の活躍推進企業データベース(厚生労働省) → EDINET(金融庁) → gBizINFO(経済産業省) → しょくばらぼ(厚生労働省) の順に優先します。
  2. 同業・同規模の中での位置に置き換える。年収や残業時間は業種や規模で水準が違うため、同じ業種・同じ従業員規模(100人以下/101〜300人/301〜999人/1000人以上)の企業の中で、下から何 % の位置にあるかを 0〜100 点にします。同じ値の企業は同じ点になります。
  3. 比較相手が少ないときは区分を広げる。同業・同規模の企業が 30 社に満たない場合は、規模を問わず同じ業種の中での位置を使います。同じ業種の企業も 30 社に満たない場合は、掲載している全企業の中での位置を使い、企業ページにその旨を表示します。どの区分と比べた点数かは、企業ページの指標ごとに区分名と社数で示しています。その指標を開示している企業が 2 社に満たない場合は、順位が決められないため点を付けません。
  4. 軸ごとに平均する。軸の点数は、その企業が開示している指標だけの重み付き平均です。開示していない指標は計算から外します。
  5. どの軸を重く見るかは読む人が決める。画面上部の「重視する点」で各軸の重みを変えると、企業ページの総合点も検索結果の点数と並び順も、その場で計算し直します。設定はご自身の端末にだけ保存され、当サイトには送られません。1 つの軸だけを選んだ場合は「総合」とは表示せず、その軸の点数であることを示します。
  6. 総合点を出す。既定では 6 つの軸を均等に平均します(当サイトは優先順位を決めていません)。企業が開示していて評価できた軸が 2 つに満たない場合、総合点は出さず「評価不能(開示不足)」と表示します。

3. 持株会社など、数値の対象がグループの一部の場合

有価証券報告書の平均勤続年数・平均年間給与・平均年齢は、提出会社(単体)の値です。持株会社では、本社の従業員だけが対象で、グループ全体のごく一部であることがあります。

提出会社の従業員数が連結従業員数の 10% に満たない場合、これらの数値はスコアの計算には使いません。数値そのものは企業ページに表示し、対象人数と割合を併せて示します。連結財務諸表を作成していない企業(単体のみ)は、この扱いの対象外です。

4. 開示していない項目の扱い

開示されていない項目を 0 点として扱うことはありません。その指標は計算から外し、企業ページには「未開示」と表示します。あわせて、開示している項目の数と、評価できた軸の数を表示します。

開示の義務は企業の規模や上場の有無で異なります。項目が少ないことは、義務の範囲が違うことによる場合があります。

5. 労働基準関係法令違反の公表事案

厚生労働省が毎月まとめて公表している「労働基準関係法令違反に係る公表事案」(都道府県労働局が送検などを公表した事案)に該当し、掲載期間内である場合、総合点から 15 点を引き、企業ページに公表資料の記載を原文のまま出典付きで表示します。各軸の点数には反映しません。

公表資料には法人番号が無く、企業名と所在地(市区町村)が載っています。これを国税庁法人番号公表サイトの全件(全国の法人の名前と所在地)と照らし、その市区町村にその名前の法人が 1 つだけのとき、または同じ名前の法人が全国に 1 つだけのときに、その会社の事案として扱います。同じ名前の法人がほかにもあって 1 つに決まらないものは、表示にも減点にも使いません。

掲載は厚生労働省の掲載の基準(公表日から概ね 1 年間、1 年が過ぎて最初の月末に削除)に合わせ、公表日から 1 年を過ぎた月の末日で表示と減点を終えます。掲載が終わった事案は、過去の履歴としても載せません。この公表はハラスメントの有無を示すものではありません(対象は賃金・労働時間・安全衛生などの法令違反です)。

6. このスコアで分からないこと

7. 企業のご担当者の方へ

8. 計算方法の変更

指標・重み・計算方法を変えるときは、スコアの版(現在 v1)を上げ、変更内容を記録します。版が違うスコア同士は比較できません。